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12. 配線とハンダ付け

ここまでで「ボディ」と「機構」が完成。 次は すべてのパーツを電気的に繋ぐ フェーズです。

全体配線図 (本家)

本家リポジトリの配線図 を参照しつつ進めるとわかりやすい。

🔌 全体ブロック図

全体配線ブロック図

🦆 Raspberry Pi ピンアサイン (本家準拠)

接続先Pi のピン番号GPIO 名
LED
左目アノード (+)16GPIO 23
右目アノード (+)18GPIO 24
プロジェクター アノード (+)22GPIO 25
共通カソード (−)6GND
アンテナサーボ
左 PWM32GPIO 12
右 PWM33GPIO 13
5V電源25V
GND6GND
フットスイッチ
左足15GPIO 22
右足13GPIO 27
GND9GND
BNO055 IMU
VIN13V3
GND9GND
SDA3GPIO 2
SCL5GPIO 3
MAX98357A
LRC35GPIO 19
BCLK12GPIO 18
DIN40GPIO 21
GND6GND
VIN25V

🔗 サーボ配線 (Feetech STS3215)

Feetech のシリアルバスサーボは 3線 (赤・茶・黄)デイジーチェーン接続 できる。

   Bus Servo Adapter A

        │ デイジーチェーン

   サーボ① → サーボ② → サーボ③ → ... → サーボ⑭

ID番号

14個のサーボには 個別ID が必要。事前に1〜14のIDを書き込んでおく。 本家リポジトリの docs/configure_motors.md で手順あり。

ID書き込みは:

  • USB ↔ Bus Servo Adapter で1台ずつ
  • 専用ソフトウェア (FD ServoStudio等)
  • 1度書けばOK

各サーボのIDマッピング (推奨)

ID場所
1hip_yaw (中央・腰回し)
2左 hip_roll
3左 hip_pitch
4左 knee
5左 ankle
6右 hip_roll
7右 hip_pitch
8右 knee
9右 ankle
10neck_yaw
11head_yaw
12head_pitch
13head_roll
14(予備)

🦶 フット配線図

両足のFeetechと足底スイッチからの配線:

フット配線

⚡ 電源系の配線

1️⃣ バッテリーホルダー → BMS

   18650 x2 ホルダー
     [+]──────→ B+ (BMS入力+)
     [-]──────→ B- (BMS入力-)
     中点 ────→ BM (BMSの中間バランス端子)
   
   BMS出力:
     P+ → 各回路へ +
     P- → 各回路へ -

配線の太さ

電源系の配線は 22AWG 以上の太さ を使う。 細すぎると過電流で発熱・断線。

2️⃣ BMS → 電源スイッチ → 分岐

   BMS P+ → 電源スイッチ → 分岐点
                              ├→ UBEC (5V生成 → Pi へ)
                              └→ Bus Servo Adapter A
   BMS P- ────────────────→ 共通GND

3️⃣ XT30 コネクタの取付

バッテリーパックと本体を 着脱可能 にするため、間に XT30 コネクタを入れる。

   バッテリー側 → XT30オス
                      ↑↓ 抜き差し可能
   ロボット側 → XT30メス

XT30の極性

2ピンしかないが、形状で極性が決まる。逆挿しできない設計。 ただしハンダ付け時に「+ と −」を間違えないこと。

4️⃣ DCバレルジャック (充電用)

外部充電のため、2.1mm DCバレルジャック を本体に取付。 USB-C充電モジュールの入力に繋ぐ。

   外部USB-C充電器 ─→ DCジャック ─→ 充電モジュール ─→ BMS

🛠️ 配線のベストプラクティス

① 短すぎず、長すぎず

  • 短すぎる: 組立後にテンションで断線
  • 長すぎる: 余った線で短絡リスク・見た目悪い

各経路で「実測+ 5cm」を目安に。

② ヒートシュリンクで絶縁

ハンダ付けした箇所は 必ず ヒートシュリンクチューブで覆う。

   [ハンダ済] ←─ 露出した銅 = ショートリスク

   [⚡縮んだチューブ] ←─ 絶縁OK

③ 色分け規則

  • 🔴 赤 = 電源 +
  • ⚫ 黒 = GND
  • 🟡 黄/橙 = 信号
  • 🔵 青 = もう一本の信号

④ テスターで導通確認

ハンダ付け後、必ず:

  • 導通モード で繋がっている箇所を確認
  • 電圧モード で +/− が逆になっていないか確認

電源を入れる前

通電前に必ず 全配線を再チェック。短絡があると18650セルから一気に電流が流れて発火の恐れあり。

✅ 完成チェック

  • [ ] サーボ14個すべてに配線が繋がっている
  • [ ] サーボIDが1〜14で書き込み済
  • [ ] BNO055・MAX98357A・スピーカーがPi に繋がっている
  • [ ] フットスイッチ2個が繋がっている
  • [ ] LED と アンテナサーボが繋がっている
  • [ ] XT30コネクタが両側にハンダ付けされている
  • [ ] 全ハンダ箇所にヒートシュリンクが覆っている
  • [ ] テスターで電源系の極性確認済

✅ 次のステップ

配線完了。次はバッテリーパックを組み立てます (安全注意!)13. バッテリーパック組立 へ。

SYNJAPAN による、初心者向け Open Duck Mini v2 組立ガイド